日本時間の昨夜、ミラノスカラのプルミエ、ドンジョヴァンニの日でした。
やっぱりネットラジオ中継があったので、とりあえず聞いてみた。
中継局はいくらでもあるのに、なぜかバイエルン放送にしてみた。
非常に音よく聞けて満足。たまーに途切れたけど、まあ、仕方ない。
それでですね、今回の主なテーマは、実は内容じゃないのだ。
(内容は年末にテレビでも見れるし、カーセンの演出がとってもよかったらしいので、たぶんテレビ見たら、またいっぱい書いちゃうだろうしね)
ひとことだけ言うなら、マゼット重くね?と思った。誰かと思ったらコーツェンでした。
つい最近、騎士長やってたしなあ。なぜかこの人は老け役が多いからな。
大審問官とかもやってたもんな。あれもピンとこなかったが、マゼットもピンとこないかも。
さて、本題。
今日の記事の主役は @teatroallascala さん。
そうなんです、あのスカラが、この秋からツイッター始めたのです。
なんとなくフォローしてたのですがこのアカウントのプルミエの荒ぶり方が尋常じゃなかった!
1、まず、公演の2時間前に楽屋口に潜入して、楽屋のドアの写真とかアップしてる
2、やってきた歌手のみなさんの写真をアップしてる(いいのか?)
3、メイクルームでお化粧してる歌手の皆さんの写真までアップ(いいのか?)
4、市長がきたとか首相がきたとかツイート
5、マエストロバレンボイムがピットへ、とツイート
6、イタリア国歌のために全員起立、とツイート
7、そして禁断の・・・・・
舞台写真キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
まさかTwitterで、オペラの実況中継(写真付き)ですよ!
もうびっくりした!
Peter Mattei など、歌手のみなさんの舞台姿が垣間見れるなんて!
ラジオで聞いてたからすごい嬉しかったけど。
というわけで、トゥギャってみました。
#DonGiovanni @teatroallascala on twitter 2012
自分がまとめて見たかったから作ったけど、やはりなかなか見ごたえある仕上がり。
よかったら見てみてくださいね。
ミラノスカラのTwitterは本気出すとすごいぜ、という話でした。
2011年12月9日金曜日
2011年12月1日木曜日
2011年12月、スカラ座オープニングナイトのドン・ジョヴァンニはめちゃめちゃ豪華
さて、もはや方々で話題になっているので、私が書くまでもないのですが、ミラノ スカラのオープニングナイトがすごいことになっております。見てよこのキャスト!なんなんだこれは。よだれがでそうだ。
(注)なぜかマッテイはクリスマスアルバムばかり出しています(スウェーデン人であってフィンランド人じゃないんだけどなあ)が、そのうち一枚は比較的新しく、予約もできますし、ダウンロード販売なら今すぐでも買えるようです。
あと、古い方のクリスマスアルバムで良ければ、東京23区内で唯一、目黒区の図書館の蔵書に入っております。偉いぞ目黒区!私もほとぼりが冷めた頃(年明けでしょうかね?)に、借りに行きたいと思います。
ちなみにこのオープニングナイト、アメリカなどでは、映画館で生中継されるそうですが(いいないいないいな!)ここ、日本でも、TV放映が決定したようです。
12月26日(25日深夜)にいち早く放送とのこと。
というか、これ調べてたら芋づるで出てきたのがさ・・・
(次回に続く)
- Don Giovanni
- Peter Mattei
- Il Commendatore
- Kwangchul Youn
- Donna Anna
- Anna Netrebko
- Don Ottavio
- Giuseppe Filianoti
- Donna Elvira
- Barbara Frittoli
- Leporello
- Bryn Terfel
- Zerlina
- Anna Prohaska
- Masetto
- Štefan Kocán
(注)なぜかマッテイはクリスマスアルバムばかり出しています(スウェーデン人であってフィンランド人じゃないんだけどなあ)が、そのうち一枚は比較的新しく、予約もできますし、ダウンロード販売なら今すぐでも買えるようです。
あと、古い方のクリスマスアルバムで良ければ、東京23区内で唯一、目黒区の図書館の蔵書に入っております。偉いぞ目黒区!私もほとぼりが冷めた頃(年明けでしょうかね?)に、借りに行きたいと思います。
ちなみにこのオープニングナイト、アメリカなどでは、映画館で生中継されるそうですが(いいないいないいな!)ここ、日本でも、TV放映が決定したようです。
12月26日(25日深夜)にいち早く放送とのこと。
というか、これ調べてたら芋づるで出てきたのがさ・・・
(次回に続く)
2011年11月7日月曜日
METのDon Giovanniに何が起こったか
ここしばらく、私の最大の関心事であったMETのDon Giovanniに何が起こったか、時系列にまとめてみました。
(むしろなぜ、リアルタイムで書いておかなかった、とあのときの自分に言ってやりたいが、当時は全然思いつかなかった)
2011年、METのドン・ジョヴァンニは、マイケル・グランデージによる新演出、ポーランドの若手実力派バリトン、マリウシュ・クヴィエーチェンをタイトルロールに、バルバラ・フリットリ、ルカ・ピサローニ、ラモン・ヴァルガスなど実力ある歌手を取り揃え、Live in HDの第二作目として期待された作品でした。
10月13日(木)にプレミア、29(土)がLive in HD。
公演は10/13,17,22,25,29と11/3,7,11の8回(その後、ドンナ・アンナ以外の主要キャスト総入れ替えで2月3月に8回公演)予定。
そこになにが起こったのか。
以下、時間は日本時間から逆算しているので、おおよその推定時間です。
()内が日本時間。
では、いってみよう。
2011.10.10(月) 午後3時
(2011.10.11(火) 午前4時)
10日(月)に行われていた、ドン・ジョヴァンニのドレスリハーサル中、タイトルロールのマリウシュ・クヴィエーチェンが腰の痛みにより、病院に運ばれた、という第一報が入る。Daniel Wakin (New York Timesのクラシック担当)のtweetより。
2011.10.10(月) 午後6時、
(2011.10.11(火) 午前7時)
METにより、13(木)のプレミアのタイトルロールは負傷したクヴィエーチェンに代わり、ペーター・マッティによって歌われることが発表される。MetOperaのtweetより
2011.10.11(火) 午後0時
(2011.10.12(水) 午前1時)
クヴィエーチェンは腰の手術を受けた。月曜日のリハーサルは途中で退出し、木曜日のプレミアはキャンセルした。Daniel Wakin (New York Timesのクラシック担当)のtweetより。
2011.10.12(水) 午後2時
(2011.10.13(木) 午前3時)、
METにより、クヴィエーチェンは月末までジョヴァンニを歌わない。17(月)と22(土)は ペーター・マッティが歌い、25(火)と29(土)(←Live in HDの日)はTBA(未定)と発表される。MetOperaのtweetより
2011.10.14(金) 午後2時
(2011.10.15(土) 午前3時)
METにより、25(火)と29(土)のLive in HDでは クヴィエーチェンがドン・ジョヴァンニのタイトルロールを歌うことが発表される。MetOperaのtweetより
2011.10.15(土) 午後2時、
(2011.10.16(日) 午前3時)
2011-2012シーズン Live in HD 第一作 アンナ・ボレーナのインターミッションにドン・ジョヴァンニのメンバーが出演。
クヴィエーチェンは「まず、現在は元気です。数日前に手術を受けましたが、ご覧のように現在は歩けるし、少しなら走ることもできる。まだ本番まで1週間あります。METのジャパンツアーのとき、腰、椎間板に痛みがありましたが、その時は仕事が出来る程度の痛みでした。しかしこのリハーサルの際、騎士団長との戦いの終わりで、彼を殺そうとしたら、自分の腰にとどめを刺してしまった。それで病院へ連れていかれ、ほんの少しだけど手術しました。」とコメント。
「でもすごく健康そうね。手術から4日しか経っていないなんて信じられないくらい」とルネ・フレミングのコメント。
つまり、主役のクヴィエーチェンがプレミア3日前のドレスリハーサルで腰の負傷で降板し、代役のマッティがプレミアと3回の公演のタイトルロールを務めたが、周囲の心配を受けながらも驚異的なスピードで回復したクヴィエーチェンが手術後、たった2週間で舞台に舞い戻ってきたのです。
もろもろ心配で、手に入る情報はなるべくリアルタイムで追いかけていましたが、新しい情報が出てくるたび、私の予想をはるかに凌駕していて、起きていることが信じられませんでした。
まず、第一報で「背中の痛み(back injured)」というのが背中を怪我したんじゃないか、と思った。
しかし、1幕はじめの騎士団長との戦いで怪我なんかする?クヴィエーチェンはまだ39才になったばかりなのに?というのにびっくり。しかも病状は、かなりあとまで発表されなかった。
さらに、病院に運ばれた、という発表の直後(3時間後くらい)に、ペーター・マッティが代役として発表されたこと。元々のカバーはドゥエイン・クロフト(クロフト兄弟のバリトンの方)で、10日のドレスリハーサルでは、1幕早々に抜けてしまったクヴィエーチェンのかわりに立派にジョヴァンニを演じた、と報じられたけれど、MET側としては、新制作のジョヴァンニだけに、もっと話題性と人気のある人にやって欲しかったのでしょう。それにしても、たまたま「セヴィリヤの理髪師」のフィガロ役のために、世界最高のジョヴァンニの一人であるマッティがNYにいたなんて奇跡だ。(マッティは今シーズンのミラノ スカラのオープニングでジョヴァンニをやることが決まっています)。しかもたった2日しか準備期間がないのに、新制作のプレミアなのに、引き受けたマッティもすごい。
しかし何より一番信じられなかったのが、月曜に負傷し、火曜に手術を受け、金曜には月末の復帰を発表したクヴィエーチェンの執念と根性。と同時に、必死で復帰しても、アクションがぬるい、などと批判される可能性も大いにあるわけで、注目度は否が応でも高くなる。
そしてこんな大波乱のなか、新演出のドン・ジョバンニはいったいどうなったのだろうか。
プレミアのマッティの評価は?クヴィエーチェンは本当に舞台に立てるのか?
そして演出の評価、その他の歌手陣の評価、指揮者の評価はどうなったのか?
(次の記事に続く)
(むしろなぜ、リアルタイムで書いておかなかった、とあのときの自分に言ってやりたいが、当時は全然思いつかなかった)
2011年、METのドン・ジョヴァンニは、マイケル・グランデージによる新演出、ポーランドの若手実力派バリトン、マリウシュ・クヴィエーチェンをタイトルロールに、バルバラ・フリットリ、ルカ・ピサローニ、ラモン・ヴァルガスなど実力ある歌手を取り揃え、Live in HDの第二作目として期待された作品でした。
10月13日(木)にプレミア、29(土)がLive in HD。
公演は10/13,17,22,25,29と11/3,7,11の8回(その後、ドンナ・アンナ以外の主要キャスト総入れ替えで2月3月に8回公演)予定。
そこになにが起こったのか。
以下、時間は日本時間から逆算しているので、おおよその推定時間です。
()内が日本時間。
では、いってみよう。
2011.10.10(月) 午後3時
(2011.10.11(火) 午前4時)
10日(月)に行われていた、ドン・ジョヴァンニのドレスリハーサル中、タイトルロールのマリウシュ・クヴィエーチェンが腰の痛みにより、病院に運ばれた、という第一報が入る。Daniel Wakin (New York Timesのクラシック担当)のtweetより。
2011.10.10(月) 午後6時、
(2011.10.11(火) 午前7時)
METにより、13(木)のプレミアのタイトルロールは負傷したクヴィエーチェンに代わり、ペーター・マッティによって歌われることが発表される。MetOperaのtweetより
2011.10.11(火) 午後0時
(2011.10.12(水) 午前1時)
クヴィエーチェンは腰の手術を受けた。月曜日のリハーサルは途中で退出し、木曜日のプレミアはキャンセルした。Daniel Wakin (New York Timesのクラシック担当)のtweetより。
2011.10.12(水) 午後2時
(2011.10.13(木) 午前3時)、
METにより、クヴィエーチェンは月末までジョヴァンニを歌わない。17(月)と22(土)は ペーター・マッティが歌い、25(火)と29(土)(←Live in HDの日)はTBA(未定)と発表される。MetOperaのtweetより
2011.10.14(金) 午後2時
(2011.10.15(土) 午前3時)
METにより、25(火)と29(土)のLive in HDでは クヴィエーチェンがドン・ジョヴァンニのタイトルロールを歌うことが発表される。MetOperaのtweetより
2011.10.15(土) 午後2時、
(2011.10.16(日) 午前3時)
2011-2012シーズン Live in HD 第一作 アンナ・ボレーナのインターミッションにドン・ジョヴァンニのメンバーが出演。
クヴィエーチェンは「まず、現在は元気です。数日前に手術を受けましたが、ご覧のように現在は歩けるし、少しなら走ることもできる。まだ本番まで1週間あります。METのジャパンツアーのとき、腰、椎間板に痛みがありましたが、その時は仕事が出来る程度の痛みでした。しかしこのリハーサルの際、騎士団長との戦いの終わりで、彼を殺そうとしたら、自分の腰にとどめを刺してしまった。それで病院へ連れていかれ、ほんの少しだけど手術しました。」とコメント。
「でもすごく健康そうね。手術から4日しか経っていないなんて信じられないくらい」とルネ・フレミングのコメント。
つまり、主役のクヴィエーチェンがプレミア3日前のドレスリハーサルで腰の負傷で降板し、代役のマッティがプレミアと3回の公演のタイトルロールを務めたが、周囲の心配を受けながらも驚異的なスピードで回復したクヴィエーチェンが手術後、たった2週間で舞台に舞い戻ってきたのです。
もろもろ心配で、手に入る情報はなるべくリアルタイムで追いかけていましたが、新しい情報が出てくるたび、私の予想をはるかに凌駕していて、起きていることが信じられませんでした。
まず、第一報で「背中の痛み(back injured)」というのが背中を怪我したんじゃないか、と思った。
しかし、1幕はじめの騎士団長との戦いで怪我なんかする?クヴィエーチェンはまだ39才になったばかりなのに?というのにびっくり。しかも病状は、かなりあとまで発表されなかった。
さらに、病院に運ばれた、という発表の直後(3時間後くらい)に、ペーター・マッティが代役として発表されたこと。元々のカバーはドゥエイン・クロフト(クロフト兄弟のバリトンの方)で、10日のドレスリハーサルでは、1幕早々に抜けてしまったクヴィエーチェンのかわりに立派にジョヴァンニを演じた、と報じられたけれど、MET側としては、新制作のジョヴァンニだけに、もっと話題性と人気のある人にやって欲しかったのでしょう。それにしても、たまたま「セヴィリヤの理髪師」のフィガロ役のために、世界最高のジョヴァンニの一人であるマッティがNYにいたなんて奇跡だ。(マッティは今シーズンのミラノ スカラのオープニングでジョヴァンニをやることが決まっています)。しかもたった2日しか準備期間がないのに、新制作のプレミアなのに、引き受けたマッティもすごい。
しかし何より一番信じられなかったのが、月曜に負傷し、火曜に手術を受け、金曜には月末の復帰を発表したクヴィエーチェンの執念と根性。と同時に、必死で復帰しても、アクションがぬるい、などと批判される可能性も大いにあるわけで、注目度は否が応でも高くなる。
そしてこんな大波乱のなか、新演出のドン・ジョバンニはいったいどうなったのだろうか。
プレミアのマッティの評価は?クヴィエーチェンは本当に舞台に立てるのか?
そして演出の評価、その他の歌手陣の評価、指揮者の評価はどうなったのか?
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